ウイリアムズ FW36 F.マッサ アブダビGP

ウイリアムズ2014

久しぶりのマッサ

【スパーク ウイリアムズFW36 F.マッサ アブダビGP 2014】

2010年代のミニカーコレクションでずっと欠けていたのはこの人、フェリペ・マッサでした。アロンソの専属奴隷時代は尽くスルーしてきましたが2014年の活躍は見逃すわけにはいかず、なんと2008年モデル以来の購入となりました。

この年のウイリアムズの復活は長らく低迷していた名門の復活というだけでなく、マッサにとってもアロンソの支配から解放されようやく伸び伸びとレースができる喜びがありましたよね。

争ってきた相手が相手だけに辛酸を舐めることが多かった彼ですが、中団においてはベテランらしい走りで良いバトルを魅せてくれました。まぁ彼らしいミスも多かったのですが……。

連続表彰台でめきめきと頭角を現すボッタスに比べると安定感にかけたマッサですが、メルセデスのシーズン連続ポール記録を止めるオーストリアGPのPP獲得や第二の母国ともいえるイタリアGP、そして母国ブラジルGPと要所での表彰台獲得というインパクトのある成績を残します。

ポイントや表彰台獲得回数ではボッタスに倍近い差をつけられながら、記憶に残る走りを見せてくれました。こういうところがマッサを応援したくなるポイントですよね。

赤いラインが消えて一気に爽やかになったノンアルコール仕様のカラーリング。禁酒国のアブダビGP仕様のマシンですが、ゲームではこちらのカラーリングが採用されていましたね。

台紙もノンアル使用にマイナーチェンジしました。ミニチャンプスに移った後もノンアル使用のミニカーは毎年リリースされていましたが、結局買ったのはこれ一台でした。

この年の最終戦アブダビGPでは首位ハミルトンがロズベルグのトラブルを受けてペースを落としてたとはいえ、マッサは優勝も見えてきそうな見事な追い上げでした。それだけでこのモデルを買う価値があったかなと思います。

しかしここから翌年メルセデスをさらにキャッチアップしていくかと思いきや、ギャップは開く一方でさながら「彼らのパワーに寄生」しているような状態になってしまいましたね。残念ながらマッサの復活も一瞬でした。

ウイリアムズでは2016年まで3年間走り華々しく引退するはずだったのですが、ロズベルグの電撃引退に伴うボッタスの引き抜きで「引退表明するもチームの懇意でもう一年残留」という数奇なキャリアの最後を迎えました。人柄が出ていますね。

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