久々の表彰台
【ミニチャンプス ルノーR.S.20 D.リカルド アイフェルGP 2020】
ルノー移籍2年目でようやく表彰台を掴んだリカルド。優勝経験者として迎え入れられた彼にとって、チームの期待に応える絶好の機会となりました。
2019年にルノーに移籍してきたリカルドですが、最初の年はマシンに競争力もなく目立たない1年でした。2年目となった2020年シーズンはベッテルのフェラーリ離脱に伴う移籍ドミノに乗じて早々にマクラーレン入りを決めてしまったことで、チームからすれば大金で雇った分いなくなる前に結果を出せよというプレッシャーは大きかったかもしれませんね。
幸運にも2020年のルノーは中団上位の競争力があり、リカルドは入賞順位を着実に上げていきトスカーナGPではレッドブルのアルボンと3位争いを繰り広げると、アイフェルGPでは上位陣のリタイアに助けられ待望の表彰台を獲得しました。
自身2年振り、ルノーにとっては9年振りとなる歓喜の表彰台で、お約束のシューイも忘れてしまうほど大興奮だったリカルド。その後エミリア・ロマーニャGPで再び3位表彰台を獲得し、チーム離脱が決まっていたもののチームのエースとして牽引する見事な活躍を見せました。
そんな2度の表彰台で去り行くチームに恩を返したリカルドですが、この年のルノーの最高順位はオコンが終盤に2位を獲得して奪っていきました。レッドブルでのフェルスタッペン体制を嫌いルノーに逃げ込んだリカルドですが、すぐには勝てないチーム事情を察すると一瞬のチャンスでマクラーレンへ移籍してしまい、ルノー時代は腰掛という感じが否めませんね。レッドブルしかりルノーしかり、マクラーレンを追い出されても戻れる場所はなさそうで、あまり移籍が上手なドライバーじゃないよなぁと思ってしまいます。
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