レッドブル RB4 D.クルサード ブラジルGP

オリジナルモデルレッドブル2008

特別な引退

【アシェット レッドブルRB4 D.クルサード ブラジルGP 2008】

クルサードの引退に際し、特別に一台だけのスペシャルカラーリングが認められたこのマシン。ただの引退ではない、F1への貢献が評されたかのような特別な餞別でした。

2008年のクルサードは開幕からミスが多く、引退を発表しても止む無しという状況だったかと思います。しかしミカシュー時代を支え、後の名門レッドブルの礎を築いた貢献は高く評されました。

当時のF1はまだバーニー・エクレストンの独裁時代、そんな彼に認められ、特別に1台だけのホワイトカラーリングでの最終戦出走が認められます。

ラストランとなったブラジルGPは残念ながらクラッシュで0週リタイアに終わってしまったものの、このマシンを囲んでの記念撮影会などクルサードを温かく見送る空気がこの週末にはあったように思います。

まぁ、そんな感動も最後の最後の大どんでん返しにすべて持っていかれてしまうのですが……。

こちらも人気マシンながらカスタムモデルでしか入手できなかったレアマシンでしたが、アシェットシリーズにラインナップされ簡単に入手可能になりました。

当時も今もF1は厳格に「2台同一」のカラーリングが要求されますが、クルサードの多大な貢献とチャリティー活動目的という趣旨によって出走が認められたのでしょうね。

スペシャルカラーは数あれど、このような「1台だけ」の特別リバリーはここ数十年でこの一台しかないように思います。それだけこのマシンは貴重な一台なんですよね。

ドライバーとしてクルサードがレッドブルに在籍したのはわずか4年ですが、この甲斐あってチームは20年近い黄金期を迎えるのですから、後世に残すべきは人や組織という言葉の深さが感じられます。

と、思い出に浸るには十分すぎる引退劇だったのですが、彼のラストシーズンは「まぁ引退でしょうね……」と感じずにはいられないミスの多さだったのでした。