ギャングスター登場
【ミニチャンプス ハースVF-17 K.マグヌッセン スペインGP 2017】
マクラーレン、ルノーと流浪の旅を過ごしてきたマグヌッセン。プライベーターながら自身を必要としてくれるチームに巡り合い、コース上でも自信を見せたバトルが目立ちました。
前年のホワイトベースからグレーベースに変更された2017年のハース。前年の衝撃デビューから更なる成績アップが期待されましたがそうはならず、ポイント獲得数は増やしたもののランキングに変動はありませんでした。
この年からコンビを組んだグロージャン・マグヌッセンはとにかく荒いドライビングで、最も危険なコンビとして一躍有名になりましたよね。正直グロージャンは不注意としか思えないのですが、マグヌッセンは上述の理由もあって楽しく走っていたんだろうなーと思ってました。
フェラーリの技術提携を受けるハース、前年型SF16-Hが失敗作だったので、ハースの成績維持もその煽りをうけたものなのかもしれません。この頃はフェラーリも強く、ハースのビジネスモデルは有望そうだったのですが、わずか数年で供給元フェラーリが低迷、さらに粛清人事によってこのハースとの契約に関わったスタッフも去るなど、このチームの存立基盤がわずかな年数で揺らいでいます。
以降2020年まで続くタッグの初年度となったこの年。成績もドライビングの荒さも変わらず、一躍F1の名物となりました。まぁでも結局成績の上限が見えてるカスタマーチームですからね。キャリア終盤のグロージャンはともかく、まだこれからのマグヌッセンが一発のチャンスに賭けたい気持ちはわからなくもない気がします。結構彼には肯定的ですね。
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