特別カラーでも勝つ

【ミニチャンプス レッドブルRB19 M.フェルスタッペン アメリカGP 2023】
この年3回採用されたアメリカンリバリーで最もアメリカテイストのあるこちらのカラーリング。予選こそ沈んだもののスプリントを含めて完勝しました。

予選はトラックリミットでタイム抹消され6位に沈んだフェルスタッペン。しかしスプリントは1位スタートから盤石の優勝で力を見せつけると、決勝レースも難なく優勝。残り4戦を残して前年に続きシーズン15勝目を挙げます。この時首位を争う相手はノリスでしたが、当時はまだ2024年ほど力強く抵抗できませんでしたね。

このレースの日本的ハイライトは角田くんが初のファステストラップを記録したことでしょう。日本人3人目の記録ですが、ポイントが付与され戦略的価値のある中での獲得はもつ意味が違いますよね。レース後にルクレールとハミルトンのフロア規定違反で失格なんてニュースもありましたが、正直マックスの記録がどこまで伸びるか以外興味がなかったです。

オースティン仕様は一番アメリカらしく派手で見ごたえあるカラーリングですよね。鮮やかなブルーのマイアミ、ネオンの印象が残るラスベガスとこの年のスペシャルカラーはどれも素晴らしいものばかりでした。「ありがとうカラー」の際に特別カラーはフィルムで貼るので数グラム重くなるデメリットがあると聞きましたが、これだけ勝てるなら大した問題でもなかったのでしょう。これならペレス用にメキシコでも特別カラーリングをやってあげればよかったのにね。

気が付けば通算勝利数を「50」の大台に乗せ、ベッテルの記録が目前に迫ってきたマックス。レッドブル昇格初戦で勝ったものの17-20年はメルセデスに隠れあまり勝利してこなかっただけに、21年からの3年で「もうこんなに勝ったの!?」と驚きました。そのくらいこの時期の勝率が異常だったんですよねぇ。
「なんとか未勝利にならなくてよかったねぇ」なんてシーズンが数年前にあったのに、勝つべき人は勝ち始めるとあっという間に記録を伸ばしていきますね。
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