レッドブル RB19 M.フェルスタッペン 日本GP

レッドブル2023

最後の秋も勝つ

【ミニチャンプス レッドブルRB19 M.フェルスタッペン 日本GP 2023】

最後の秋開催となった日本GPの優勝者となったフェルスタッペン。スタート直後マクラーレン2台に迫られますがこれを振り切ると独走で勝利、コンストラクターズタイトルを決めます。

2位に0.6秒近い大差でポールを獲得すると、スタート直後の1コーナーまでのマクラーレンとの攻防を制し、以降一人旅で勝利を決めたマックス。対してチームメイトのペレスは接触に加えてSC中の追い抜きによるペナルティ、さらにはウイング修理後に再度追突でペナルティと散々なレースとなりました。リタイアするかのようにガレージに戻り、40分後に5秒ペナルティを消化するためだけに再度数周走る姿はもう見ていられなかった……。

レースはメルセデスとフェラーリが激しく争う一方、マクラーレンの2台が頭抜けた走りでシーズン初の2-3位W表彰台を獲得しています。ピアストリにとってはこれが最初の表彰台になりました。マクラーレンはここから1年後にコンストラクターズタイトルを獲得しますが、思えばチームとしての勢いはこの時点で逆転していたんでしょうねぇ。

上述のペレスに加え、ホンダ勢はアルファタウリも不要なチームメイトバトルで入賞のチャンスをふいにしました。結局4台走らせていてもマックス一本足打法のような状態で、本当に第4期活動にこの人がドライバーとして加わっていてよかったなと思います。正直言えば昔は「いつまでもセナ、セナってなぁ……」という気持ちもあったわけですが、今ならわかる。将来私も「あの時のマックスはなぁ……」って言い続けていると思う。

そんなわけで、最後の秋開催の優勝者に相応しいフェルスタッペンがしっかり締めくくってくれた2023年の日本GP。正直いきなり春への移行は抵抗大きそうだなぁと思いましたが、2年目にして桜をモチーフにしたスペシャルカラーが登場するとあっという間に定着していきました。「そこまでF1と桜って親和性あるかぁ?」と思いますが、広報的には非常に扱いやすいテーマなんでしょうね。

個人的秋の鈴鹿のベストレースはやっぱりこれ。そしてこの中継の観戦を途中で止めてしまった後悔が今も私がこのスポーツを追う原動力なのです。

コメント