1/18 ブラーゴ フェラーリ SF16H K.ライコネン

フェラーリ2016

もう7年も前のモデル

【ブラーゴ フェラーリSF16-H K.ライコネン 2016】

数年前の福袋で手に入れたこちらのモデル。ベッテルのパッケージにライコネンのモデル入りというエラー品でしたがブラーゴにそこまでの拘りはないので良いでしょう。もうすっかり遥か昔のモデルのように感じますが、それだけブラーゴのF1モデルにも歴史が積み重ねられてきたということですね。今ではBBR、ルックスマートと合わせて価格帯別に3つのブランドが選べるフェラーリF1 1/18モデルですが、こちらはエントリーモデルながら定価12,500円とそこそこの値段がします。

2016年のライコネンについてはこちらの記事をどうぞ。個人的に2000年代以降のフェラーリでは最もかっこ悪いと思う一台です。新車発表の時に成績の悪いジンクスのある白のカラーリングが増えていたことで嫌な予感がしましたが、案の定未勝利で歴史に醜態を晒す一台となってしまいました。

ハイライトはフェルスタッペンの歴史的初優勝を2位で追いかけ回したことでしょうか。あのシーンと共にこのマシンも永久に映像が歴史に残りますね。ただあまりにも成績が微妙すぎる上、値段の割にこのモデルの出来はあまり良くないのでどうしてもフェラーリ1/18を揃えたい方はどのブランドで買うか悩まれたことでしょう。成績の割に高すぎるBBR・ルックスマートか、値段の割に出来がよろしくないこちらのブラーゴかという悪夢のような選択でしたね。

マテルから版権が移って2年目のこちらのモデル。マテル最終盤の価格を正確に覚えていませんが、確かこのブラーゴの方が価格は下がっていた記憶があります。ただ、対象年齢も6歳以上と下がりましたので、出来がとにかくよろしくないですね。初期のブラーゴはかなり玩具寄りだったので、はなからコレクションの選択肢にはありませんでした。

ヘルメット近影。マテルの1/18もかなり怪しい造形でしたが、ブラーゴの方が横につぶれていてかなり歪です。あとHANSが付いていないので、ヘルメットが宙に浮いていてすごく違和感があります。これは22年現在まで1/43ともに抱えている問題なのですが、一向に解決の気配がありませんね。

コックピット近影。ステアリングのシールがチープですが、この辺はマテルとどっこいでしょうか。昔の1/18といえばフロントタイヤを左右に動かすとステアリングも連動して動き、ミニチャンプスのスムーズな動きに対してマテルはおまけみたいな機構の対比だったのですが、ブラーゴは連動しているのかどうかすらわからない変な動きをします。

フロントウイング周り。14年からの規定も3年目ということで造形がそれなりに細かくなってきたのですが、本当におもちゃという感じで一枚一枚のウイングが厚いですね。結構派手に遊んでも壊れない頑丈そうな作りです。

リアウイング周り。ウイングに連結されていないとりあえず付けたようなDRSステーが寂しそうに鎮座しています。対象年齢6歳向けというには細かすぎるような気もしますがコレクションアイテムとしては論外の太さですね。あとエキゾーストの金属部分は安い玩具そのものの銀メッキで、質が良くないというか嫌悪感を抱くレベルです。

正直価格に見合っていないなという感想だったこちらのモデル。結構早く手に入れていたので、ここからしばらくブラーゴは手に取ることがなかったのですが、ここ数年はあちらこちらで目に入るほど勢いを感じます。1/43の出来はかなり良くなってきているので、1/18も改善されているのでしょうかね。今回福袋でSF1000が手に入ったので、そちらと比較をしてみましょう。

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