Leave me alone

【ミニチャンプス ロータスE20 K.ライコネン アブダビGP 2012】
ライコネンがF1復帰後初優勝を挙げたアブダビGP仕様のモデル。優勝記念のモデルカーリリースはよくあることですが、この優勝はアパレル展開までされるメモリアルな1勝となりました。

第4戦で表彰台を獲得しながらも、シーズンを通してパワステの感覚に悩まされたライコネン。2014年のBBWもそうですが、彼は一度感覚と合わないと修正に時間がかかりますよね。その問題が解決した終盤は競争力不足で中団に埋もれることが多かったのですが、アブダビGPでは予選4位を獲得する好調ぶりを見せました。

スタートで2位に浮上するとトップのハミルトンがトラブルでリタイアし、難なく首位浮上したライコネン。その後も後続を寄せ付けないペースで首位逃げ切りのレース展開だったのですが、ロータス・ルノー久々の優勝に向け心配し細かく指示するチームに対して「ほっといてくれ」と無線で突き放す姿がファンを盛り上げてくれました。

その際の無線メッセージ「Leave me alone…」 と「yes yes yes, I’m doing all the time…」 は一躍シーズンの大人気フレーズとなり、ライコネンもチームにこのワードを印刷したTシャツをプレゼント。これが人気を博したことから一般販売までされました。こんなことは厳格なフェラーリ・マクラーレン時代には考えられなかったので、それだけでも彼のロータス時代は価値がありますよね。

優勝を果たした翌ブラジルGPではコースオフしてサポートレースのピットレーンから復帰しようとしますが、行き止まりに気づいてレース中にUターンするという新たな話題を提供してくれたライコネン。このミスで周回遅れになってしまいシーズン全戦全周完走は果たせませんでしたが、史上8人目となる全戦完走を達成し完璧といえる復帰初年度を終えました。

ちなみに私は当時「Leave me alone」パーカーを買いました。今ではすっかり着古して冬の部屋着になっています。
コメント