新天地

【ミニチャンプス メルセデス W04 L.ハミルトン 中国GP 2013】
ハミルトンのメルセデス移籍後最初のマシン。2013年のミニチャンプスはリリース遅延やショートなど問題だらけでしたが、この「W04」は発売がとにかく遅くオークションに出品され始めてから正式に発売するまで数か月も擁しました。少しレアモデルですよね。

世論を二分したハミルトンのメルセデス移籍。成功か失敗かは世界中の注目でしたが、メルセデスは2012年の初優勝から着実に力をつけていて、表彰台を争うトップチームへと進化していました。
ハミルトンは2戦目で3位、3戦目の中国GPでは移籍後初PPと、移籍後も変わらず戦えることを示します。

タイヤの劣化に苦しんだ「W04」でしたが予選でのペースは素晴らしく、上位グリッドからスローペースで蓋をするレースが印象的でしたね。
ロズベルグが制したモナコGPは最たる例ですが、ハミルトンのシーズン唯一の優勝となったハンガリーGPもコース、マシン、そして彼のドライビングの特性が相まっての勝利だったと思います。

「W04」は横からのシルエットがかっこいいですね。特に鋭利なノーズがスタイリッシュです。過去の「W02」も同じような薄いノーズだったのですが成績は雲泥の差です。
またこの年は2人ともイエローのヘルメットだったので日差しの強いサーキットなどではニコとの見分けが大変でしたよね。そうした理由があってかどうかわかりませんが、この2013年を最後にハミルトンはイエローのヘルメットから離れていきます。結構苦情があったのかも?

中盤戦までは上位争いができていたものの、終盤はマシン開発の遅れやベッテルの独走で中団に沈むことが多かったハミルトン。しかしそれでも腐らずにレースを走っていたのは新天地をエンジョイしていたのか、既に「W05」の性能を聞かされていたのか、どちらだったんでしょうか。
いずれにせよ安定してポイントを持ち帰ったことで、マクラーレン時代の前年からわずか1点マイナスという大成功の移籍初年度を過ごしました。こうして無事チーム馴染み、翌年以降は圧倒的なマシンと共にF1を支配していきます。
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