アルファロメオ C42 V.ボッタス

アルファロメオ2022

水を得たボッタス

【ミニチャンプス アルファロメオC42 V.ボッタス 2022】

メルセデスのセカンドという重責から解き放たれたボッタス。アルファロメオという中堅チームへの都落ちとなりましたが、前半戦で5連続入賞を果たすなどその実力を発揮しました。

移籍前年の2021年途中からメルセデスのシートはラッセルの突き上げでかなり危うくなっていたもの、連覇の貢献者を無下にするわけにもいかずメルセデスが花道を用意する形でアルファロメオに移籍することになったボッタス。そのメルセデス加入前のウイリアムズ時代振りに、2016年以来のチームのエースドライバーへと舞い戻りました。5年もの長い懲役生活でしたねぇ……。

最高位5位は中団勢とすれば悪くなく、前半を中心に9回の入賞でコンスト6位の成績は上々のものでした。このチームはボッタス、ライコネン、ルクレールと良いドライバーをエースに迎えた初年度はそこそこ速い車を用意しますよね。年々遅くなり、シーズン中も後半になるにつれ徐々に後退していくのが中堅チームの悲しい性なのでしょうか。ただコストキャップ制度が決まってもこのチームには後半の伸びを相変わらず感じませんねぇ。

カラーリングデザインを刷新した22年のマシン。新規定に新エースと新たなチャプターなので区切りよく、ということなのかもしれませんが、個人的にはかつてのザウバー時代のC31を思い出してしまいました。輪切りのカラーリングってあんまりかっこいいマシンがないですよねぇ……。

この年の開発競争の主役だったサイドポッド。アルファロメオは上部に素材の異なるスリットを投入してきましたがこれに効果があったかどうかはわかりません。ただミニカーではミニチャンプス・スパークはもちろん、ブラーゴやSparkyまで再現していたので、低価格帯ミニカーにとっては結構コスト高い部品だったのかなぁと邪推してしまいました。久しぶりにマシンの個性が大きく出る面白いシーズンでしたね。

とにかく解放感を感じた22年のボッタス。前半は中団勢のトップドライバーでしたし、なぜか全裸のチャリティ写真を何度も発表するなど開放的なプロモーションを展開していました。生き生きしていてよかったです。

ただ心配なのは今年2023年の不振を受けて、ボッタス本人がアウディ参戦の26年まで表彰台を待てると発言してしまったことですね。せっかくメルセデスでの懲役を追えたのに、これではアウディが来るまでまた囚人生活が始まってしまうのではないかという不安を感じてしまいます。

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