フォーミュラE アンドレッティ 小林可夢偉

フォーミュラE2017

初にして唯一

【スパーク アンドレッティFormulaE 小林可夢偉 2017】

2017年12月のフォーミュラE香港ePrixに参戦した際のモデル。あまり人気のないフォーミュラEのミニカーですが、こうした話題性のあるマシンは生産が少ない分中古価格が高いので困りますね。

佐藤琢磨・山本左近に次ぐ3人目の日本人ドライバーとしてFEに初挑戦した可夢偉選手。設立直後から関心はあったようですがレーススピードの違いから本格的な交渉までには至らなかったようで、2017年のこの1戦のみの参加となり以降は一度も参戦していません。交渉の話題も全く出てこないのでもう完全に興味なしという感じなんでしょうね。

この参戦は初めての電動マシンでのレースながら、日程の都合がつかずテストなしでのぶっつけ本番での参戦となりました。当然決勝レースも目立った成績は残せず、爪痕を残すことなくFEを離れます。まぁ、F1やWECでトップを走っていた人からすれば市街地とはいえこの遅さはつまらなかったのではないかなと……。ちなみに私はこのレース中継を観ていません。当時のFEって絶対見たいと思うほど面白くはないのに国内だと高い高い有料放送しかなくて、簡単に見てみようとは思えませんでしたよね。

現在GEN3まで進んだFEマシンの初号機GEN1。個人的にはGEN2がかなりかっこいいなーと思っていたのですが、接触上等のカートみたいなレースでとてもトップフォーミュラとは思えず相変わらず興味がわきませんでした。ただ今年の東京初開催は関心があったのですが残念ながらチケットが取れず。リアル観戦ならちゃんとお金を払ってもいいかなーと思いますが、毎月中継を観るために数千円払う気にはなれない、そんな感じです。そしてその東京開催はテレビ中継で見ましたが、独特の面白さがあるのは理解できたものの世界選手権を冠しているのにこれでいいのかなぁ、という感じ。

FE挑戦は1戦限りに終わったものの、この2017年以降小林可夢偉の挑戦は幅を広げ多種多様なカテゴリに挑戦していくことになります。この年はWECとSFでの2位が最高位となりますが、ルマンの予選ではコースレコードを記録します。翌年以降は様々なカテゴリで優勝・チャンピオンを経験、熟練のレーシングドライバーとして結果を残し続ける世界クラスのトップドライバーへと進化していきますね。

フォーミュラE開催初年度の2014年はF1も初のハイブリッドPUを採用した年でこちらも色々とひどいものでしたが、ここから10年で両カテゴリの規模は雲泥の差に。当時ほどEVに勢いはなく撤退するワークスもでてきて、一体FEはどういう未来に向かうんでしょうかねぇ……。

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