2017 メキシコGP 感想

チャンピオン決定

ハミルトンが4度目のタイトルを獲得しました。夏休み以降別格の強さだったので納得です。
いつ崩れるんだろうと思っていたら、タイトルを決めたこのGPが下位に沈むレースとなりました。常に上位フィニッシュでチャンピオンになる人はいないので、王座まで完璧にシーズンを進めるとこうして決まるタイミングでポディウムに立てなかったりするんですね。
しかし本当に後半戦の強さが圧倒的だったので、前半戦の盛り上がりから一転してあっさり決まったタイトルも文句ありません。
もしかしてこのルイスと3年競ったロズべルグって結構優秀だったんじゃないでしょうか？

追突でシーズンを追えたベッテル。彼はここと相性悪いですよね。
タイトル争い敗因の理由に信頼性がーという言葉を多く聞きますが、そもそも純粋な速さが足りていないように思います。トラブルやミスが重なったので散々な結果になっていたここ最近ですが、ミスなくやっても勝てたのはシンガポールとマレーシアだけだったでしょう。
2012年のアロンソの時も思いましたが、前半戦どれだけ活躍しても後半戦で勝てないとジリ貧になって負けていくんですよね。
個人的な天下分け目はベルギーGPで、あのワンチャンスでベッテルが抜いて優勝していたら、後半戦はベッテル主導だったかなと思います。

6台のうち4台がリタイアと散々だったルノー勢ですが、フェルスタッペンは我関せずという走りで最速ラップを刻み続けて3勝目を掴みました。タイトルを争う2人が下位に沈んで終戦を向かたレースで独走の優勝劇、次の王者を予感させますね。
過去の年と違ってまず最初にハミルトンのインタビューを終えてから表彰台に移ったので、ポディウムの3人もしっかり祝福されました。こういう点はリバティならではのいいところ。
そして久しぶりにフィンランドの2人を見かけた気がしますが、前半戦の勢いはどこに行ってしまったんでしょうか。下の世代の突き上げがあるだけに、これが続けば来年でシートを喪失しそうで心配です。