新時代

【ミニチャンプス メルセデスW05 L.ハミルトン 2014】
パワーユニット規定が導入された最初の年の2014年。メルセデスPUの性能は他を大きく凌駕し、ワークスチームの2人だけによる優勝争いが繰り広げられるシーズンとなりました。

2014年はとにかく酷いシーズンで、勢力図はメルセデス一強、マシンも醜いアリクイノーズが流行と内容もつまらなければ見た目もひどいという悪夢のシーズンで、スペインGPではあまりのつまらなさから06年から見始めて初めて途中見るのをやめてしまいました。

PU初年度はエキゾースト音もひどかったですよね。中継ではまったくエンジン音が聞こえませんでした。その後は配管やマイクの位置変更などで現在のようにそれなりに聞こえるようになりましたが、最初期はラッパ型のエキゾーストがこのメルセデスによって実際に試されるなど迷走していましたね。うーん、本当にF1が行き先を失っていた時代だ……。

そんな中、見た目も強さもとにかく一番だったのがメルセデス。この「W05」は強すぎるあまり支配的すぎてチャンピオンシップがつまらなかったのですが、その見栄えで当時のF1のアイコンとしてブランドイメージを保つのに一役かっていたと思います。

パワーユニット導入によって頭一つ抜けた存在となり、それまでの勢力図を上書きするように支配者となったメルセデス。2014年以降のF1はまさに彼らを中心とする新時代となっていきます。
2014年のチャンピオンバージョン。W05はミニカーもバリエーション豊富に展開されましたが、レースそのものというよりPU要因による圧勝すぎてあまり人気が無く値崩れモデルの常連でした。
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