日本人初優勝
【スパーク マクラーレンF1 GTR 関谷正徳/J.J.レート/Y.ダルマス ルマンWinner 1995】
日本人として初めてルマン24hを総合制覇した関谷氏のマシン。元F1ドライバーの2名とコンビを組んで参戦し、優勝を果たしました。
私はこのマシンも、この当時のルマンも、そしてこの3名もよく存じ上げないので取り上げるか迷った1台ですが、せっかく撮影したのでルマンウィークということでアップしました。アシェットからリリースされたルマンコレクションからの一台です。
このマシンが総合優勝車と知った時、なぜ近代ルマンでGTカーが優勝したのか?との疑問が浮かびましたが、この当時の耐久レースはかの有名なトンデモカテゴリー「グループC」マシンの参戦が禁止されていたためプロトタイプカーの時代は過ぎており、数少ないプロカーとの戦力差は大雨に見舞われたこの年のコンデションによって帳消しとなった結果とのこと。へぇー。
市販車やGTカーに興味がなくとも、F1を齧っていればマクラーレンF1の存在を知らないものはいないでしょう。黄金期に生まれた最速の市販車マクラーレンですが、急遽耐久レース用にモディファイされたGTR仕様もルマン24h参戦初年度で初優勝と大金星を挙げます。F1に続いてルマンを制し、マクラーレンブランドを大きく底上げした一台ですね。
ルマンでは日本車、日本人、そして日本車での日本人総合制覇と、すべてのタイトルを獲得していますね。ワークスでこのレースに参戦できる国は限られていますから、車とドライバーともに制している日本は偉大な国でしょう。インディ500も制し、国としてのトリプルクラウンは大手が掛かっています。生きてるうちに叶うといいなぁ。
コメント