AFコルセ フェラーリ458 小林可夢偉

フェラーリルマン/WEC/IMSA2013

フェラーリドライバーデビュー

【BBR AFコルセ フェラーリ458 小林可夢偉 ルマン 2013】

F1で競争力のあるシートを獲得できず、フェラーリのGTプログラムに加わった小林可夢偉。この時点で後にトヨタからWEC参戦することが決まっていたのかはわかりませんが、耐久レースデビューを果たしました。

開幕戦のシルバーストンではデビュー戦にして2位表彰台を獲得しますが、その後徐々に成績を落としルマン24時間レースでは4位完走と表彰台に届きませんでした。しかし後にトヨタのエースドライバーとして総合優勝・レコードタイム更新を果たす彼のルマンの最初の挑戦はこの年に行われます。今思えばもう10年以上走ってるんですねぇ。

2013年のフェラーリ移籍はF1とは関係ないことが残念でしたが、それでもF1で戦ってきた彼の実績が正しく評価された思いで嬉しかったです。もちろん彼らの育成ドライバーだったペレスがそれを反故にしてライバルチームのマクラーレンに移籍したこともあったので、それに対抗する意味合いもあったのかもしれませんよね。まぁどんな事情があったにせよ、大好きなドライバーがフェラーリから評価された最初の日本人ドライバーとなったことは誇らしかったです。

私がWECを見始めるきっかけになったのはこの小林可夢偉の参戦でした。全てのレースを追う気力は全くないのですが、ルマン24時間レースだけはたびたび見ています。F1を観るためにスカパーのフジNextを契約しているのですが、長期契約者サービスで年1回16日間複数のチャンネルが無料で見れる特典があるんですよね。インディ500かルマンか、時にはその両方がこの特典で視聴できるのでスカパーでのF1観戦はとてもお得だと思っています。フジNextはネット配信にも対応しているので便利だと思うんだけど、若い人はDAZN派が多いのかな?

ここからフェラーリに骨を埋めるキャリアもあったと思うのですが、結局は1年で袂を分かつことになりました。そのきっかけがケータハムでのF1復帰だったのは衝撃的だったのですが、出身はトヨタ育成ですしそのトヨタが参戦しているWECでライバルチームに残り続けるのは無理があったのかもしれませんね。当時はこの数年間にいろいろ思うこともありましたが、今となっては「F1で3位を獲得しフェラーリチームに評価された」という経歴が残るだけでも喜ばしいです。

ここから3年後、WEC最高クラスでの初優勝を母国富士で達成します。これが今のところ私が唯一現地観戦したWECだったので、この時点で私の小林可夢偉応援現地観戦成績は「優勝1回3位1回」という素晴らしいものでした。そして2024年時点でもこれが最後の現地観戦表彰台です……。

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