もう13年も前なのかい

【デアゴ ロータスE20 K.ライコネン 2012】
ライコネンの電撃復帰がもう13年も出来事だなんて、時の流れの速さに驚かされます。この人気マシンは当然のようにシリーズにラインナップされていたのでもちろん買いました。

終わってみればキャリア中期の転換点のようなマシンとなったこのE20。成績面ではこの年の終盤アブダビGPで優勝し、翌2013年開幕戦で復帰後2勝目をマーク。この活躍でフェラーリへの出戻りを果たすのですが、長い長いセカンド待遇によって3勝目は2018年のアメリカGPまで待つことになりました。17年のモナコGPとかチームオーダーが無ければ勝てたと思いますけどね。

まぁそんな周知の成績はどうでもよく、彼のロータスからの復帰によって変わったのはその性格(とPR)面です。マクラーレン時代は「クールでかっこいいアイスマン」という鉄壁の素顔でしたが、このロータス以降は「クールだけど憎めない奴」、さらにフェラーリ時代は「意外と熱い奴」、そして最後のアルファロメオ時代には「面倒くさがりなだけで実はユーモアもたくさんある奴」とその隠されていた素顔が次々にベールを脱ぎ、毎週レース前後の日常を楽しませてくれましたね。いい思い出だったなぁ。

1/24シリーズ最後のライコネンのマシンとなったE20。結局期待したMP4-20はリリースされませんでした。もう1/43モデルは全て紹介しているし、残る未紹介マシンは1/18モデルが何台かある程度なのでここに載せることはないかもしれません。そうするとこれがライコネンを個別に扱う最後の記事になるのでしょうか。ちょっと寂しいような、書き尽くせていて安堵感があるような。

引退から早4年。最近のライコネンに関する話題はキミよりも息子ロビンくんへの注目の方が多い気がしますね。カートで好成績を残しているそうなので、あと10年もしないうちに「RAI」の文字がグリッドに復活するんでしょうか。でももしそうなっても、ロビンくんの成績より「父として○○なキミ」を見てしまうんだろうなぁ。
1/24シリーズ、ライコネンマシンの個人的ベストはこちら。1/18スケールのこのモデルはあまりに高すぎて買えないので、本当にありがたい一台でした。
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