復帰早々の表彰台

【ミニチャンプス ロータスE20 K.ライコネン バーレーンGP 2012】
2009年を最後にF1を離れたライコネンがロータスから電撃復帰。当時シューマッハのカムバックがあまりパッとしなかったので復帰には懐疑的な見方もありましたが、早々の表彰台獲得で懸念を払拭しました。

F1引退後も高い人気で動向が注目され続けたライコネン。ラリー参戦やNASCARへの挑戦などのニュースが続いていましたが、2011年オフに突如ウイリアムズから復帰の噂が流れました。結局はロータスからとなりましたが、3年ぶりにF1にカムバックを果たします。

開幕戦でQ1落ちを期し、レースでも目立った活躍のない開幕数戦でしたが、第4戦バーレーンGPで本来の速さを見せます。
予選11位でタイヤ選択可能な利を活かし、持ち前のタイヤマネジメントでするすると上位へ浮上。首位ベッテルへのアタックで1コーナーのインを差し切れないライコネンらしさも出ましたが、4戦目にして早々の2位表彰台を獲得しブランクによる衰えがないことを証明してみせました。

ロータスとコンビを組んだ初年度、クビサを失いエースを求めていたチームとフェラーリの様々なプレッシャーから解放され伸び伸びと走りたいライコネンとの関係は良好でした。
レースではライコネンの指示に従いつつ、ライコネンもチームのユニークなプロモーションに貢献しロータスは注目度が一気に増しました。やはり彼がいるだけでチームの魅力が一気に増しますよね。

このポディウムを皮切りにトップ集団への仲間入りを果たし、レースでの表彰台候補の常連になったライコネン。F1を離れ、トップチームを離れてもなお、実力が衰えていないことを強く証明する1年となります。
しかしこの頃は結果がどうというより、当時はまたライコネンの走りが見られるだけで嬉しかったですね。アロンソやライコネンは長いキャリアに加えて一度F1離脱があるので、いきなり引退されるよりもファンにはずっと優しいです。
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