ルノー R23 F.アロンソ

アルピーヌ・ルノー2003

歴史的な初優勝

【ミニチャンプス ルノーR23 F.アロンソ 2003】

2年ぶりのF1実戦復帰となった2003年のアロンソ。テストで前線を離れた鬱憤を晴らすかのような活躍で、複数の最年少記録を達成しました。

開幕2戦目のマレーシアGPで当時史上最年少のPPを獲得すると、そのまま自身初にして当時最年少の3位表彰台を獲得したアロンソ。シーズンを通して優勝を含む4度の表彰台を獲得し、在籍2年目でけん引役を務めていたトゥルーリを圧倒、チームを掌握する活躍を見せました。

ハンガリーGPではマシン特性を生かしてポールを獲得すると、そのまま自身初、そしてこれも当時の最年少記録となる優勝を挙げます。時の支配者シューマッハを周回遅れにする活躍で、同じくこの年初優勝を果たしたライコネンと並び世代交代を象徴する存在となりました。

アロンソとマイルドセブンルノーのコンビネーション第一章となったR23。前年は凄惨な成績でシーズンを終えたルノーでしたが、ワークス復帰2年目のこの年は熟成された独自エンジンなどを武器にフロントランナーに返り咲きました。アロンソにとっては復帰のタイミングがベストでしたね。もし02年にテストドライバーを経ずルノー入りしていたら、ここまでの名声はなかったかもしれません。

これまで同期のライコネンに一歩先を行かれていたアロンソですが、この年の活躍で若手の両翼としてF1の将来を担う存在に成長しました。以降ワークス復活した第2期ルノーチームはブリアトーレ主導のもと、アロンソを擁して打倒シューマッハへの道筋を辿っていきます。

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