2022 カナダGP 感想

GP感想

遠い遠いその1勝

アロンソの表彰台やミックの初入賞、そして角田くんの追い上げを期待して深夜観戦に耐えたこのレースでしたが、待っていたのはフェルスタッペン・サインツによる激しい首位攻防でした。共にトロロッソからデビューした同期で、互いの150戦目は1-2を競う熱い展開に。デビューイヤーから甲乙つけがたいと言われた二人の、その真価が見られたレースで大変感動しました。いつかサインツが勝利を掴む日を信じてやみませんね。

予選でフロントロー獲得したアロンソと得意のモントリオールで3位表彰台を獲得したハミルトン。3年振りの開催となったカナダGPで、ベテランの技が光りましたね。特にアロンソには表彰台を期待していただけに、2度目のSC中にタイヤ交換しなかったチームの判断にはちょっと残念です。ですがこの二人が得意とするハンガリーGPでは、とても2022年とは思えないようなおじさんたちのバトルが期待できそうですね。

3年振りの初開催は何人ものルーキーを生みましたが、角田くんはその餌食になってしまいました。ピットレーンの出口でスピード超過なのか壁にクラッシュ。追い上げに苦しむ状況で焦る気持ちがあったのか、残念な結果になってしまいましたね。まぁここではかつてトゥルーリなんかもやらかしていますし、難しさはあるのでしょう。珍しく今年初めてのミスとなった角田くん、これも経験ですね。

最も残念だったのはミックのリタイア。今回こそ、ポイントを取れると思っていただけに非常に残念でした。アルファロメオが調子を上げてきて後輩のジョウが2度目の入賞を果たし、1年先輩の彼の立場はますます苦しくなりつつあります。ハースはアップデートもメジャーなものは1回しか入れないようなので、なんとしてもここは物にしてほしかったなぁ。でも、ここ数戦は過去のような大きなクラッシュを経験していませんから、彼の更なる成長に期待です。

さて、来月7月はヨーロッパ4連戦です。高速サーキットが続きますが、勢力図に変化はあるのでしょうか。タイトル争いはもう見えているので、ここから先はサインツの初優勝だけを応援していきます。

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