2021 イタリアGP 感想

GP感想

マクラーレン1-2 !!!

2012年以来、そしてPU時代になって初めて名門マクラーレンが復活の優勝。しかも1-2フィニッシュでした。ロンデニス追放、ホンダとの決別などの困難を乗り越え、ノリスを雇ってから上り調子だったオレンジ・マクラーレンに、優勝経験者としてやってきたリカルドが遅ればせながらもマシンにフィットしたことでようやく最後のピースが埋まったという印象です。いやー、やっぱりマクラーレンの優勝は嬉しいですね。ずっと応援しているチームですが、就職して以降一度も勝利を見れていなかっただけに、とても懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

タイトルを争う2人はまたも接触し、今回は両者リタイアとなりました。両者の車載を見ると五分五分か、ややルイスが詰めすぎたかなという印象ですがどちらか一方を非難するほどのものではなかったと思います。もはやお互い相手以外は眼中にないという様相で、抜かれるくらいならリスクを冒せばいい、他のドライバーに抜かれても構いやしないという感じがします。そもそもレース前に二人そろってマクラーレンを無視していた時点で、今日の1-2は決められていたことなのかもしれません。しかしこのバチバチ感はたまりませんね。これぞタイトル争いってやつです。

今週の角田くん。スプリントでクビサに接触されグリッド順位を落とし、今日はレースをスタートすらできませんでした。今年は2人の争いばかりが目立ちますが大半のドライバーに活躍のチャンスが巡ってきていてまだそれが来ていないのはルーキー3人衆とジョビナッツィくらいです。ジョビはちょっともうプレッシャーへの弱さが一向に治らないのでおいておくとして、この走行時間が限られた今年のシーズンではルーキーが戦うにはとてもハードルが高いのかなーなんて思います。角田くんにもそのチャンスが巡ってくることを期待したいんですけどね。

また今週はスプリントレースの2回目が実施されました。F1チームの連中はすっかりフィットしていてさすがでしたね。内容に改善の余地は多々あるものの、FIAは土曜日レースを推進していく方向で動いているようで嬉しいです。変化への抵抗もわかりますが、これをやらないと数年後にはスポンサー不足の金欠F1に逆戻りしてしまいますよ……。

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