2023 イギリスGP 感想

GP感想

マクラーレン大躍進

開幕数戦は最後尾を争っていたマクラーレンが怒涛のアップデート連発で2位表彰台を獲得。ノリスは優勝を目前で失った21年のロシアGP以来のフロントローから見事にポジションを守り抜きました。あのレースでポールを獲得し、日曜日に初優勝かと思われてからの残酷な雨で脱落、そして昨年はチームが大きく低迷しここまで復帰するのに回り道をしてしまいましたが才能あるドライバーが母国で返り咲いてよかったです。チームに何度もお願いした憧れのクロームカラー復活も一因かな?

ここは運が味方するハミルトン。予選で低迷し昨年に続いて苦しいシーズンでしたが、こちらも昨年に続きSCの功名で3位表彰台を獲得できました。本当にシルバーストーンで運を引き寄せますよね。マクラーレンのクロームカラー復活は往年のマクラーレン・メルセデスを思い起こさせましたが、23年はこれからマクラーレンvsメルセデスの激しいバトルが見れるかも。

新人ピアストリも予選3位から表彰台目前の4位フィニッシュを成し遂げました。やっぱり新人の活躍はいつ見ても嬉しいですね。SCのタイミングの不運や保守的だった最後のハードタイヤの選択によってポディウムを獲得できませんでしたが、アストンマーティンやフェラーリが沈む中で今後は上位争いの台風の目になるかもしれません。アルピーヌとの契約問題で色々言われる中、腕で雑音をかき消すこの新人は大物になりそうですね。

マクラーレンに並ぶイギリスの老舗、ウイリアムズもアルボンが8位入賞を果たしました。金曜日のフリー走行では2台揃ってトップ5入りなど好調が期待される中で、ポイントをしっかり持ち帰ったのはさすがアルボンですね。このチームはサーキットによって得手不得手がはっきりしていますが、得意なサーキットでの入賞力は下位3チームが定位置と化したハース・アルファロメオ・アルファタウリよりも確かなものです。今シーズンこの3チームが活躍する場面はもう見られないんじゃないかなぁ……。

母国イギリス勢を中心にバトルが繰り広げられた面白いレースでしたね。なおトップカテゴリのフォーミュラ・レッドブルはペレス選手の欠場によりフェルスタッペン選手の不戦勝となりましたとさ。

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