なぜこのカラーリングなのか
【スパーク Sparky アルピーヌA522 F.アロンソ 2022】
マクラーレンを除いてスパークF1モデルは一式1/64スケールで展開され、アルピーヌも無事このスケールでリリースされました。が、なぜかカラーリングは開幕2戦目までのBWTスペシャルカラーなのでした。
伝統的にこのチームはワークス化するとフランスのモデルメーカーも版権を持つので、一時期は1/18がノレブからしか販売されないなどスケールによってリリースメーカーが異なることが多いのですが、1/64は手を出さないのかスパークから他チームと合わせてリリースされました。余談ですがマクラーレンの1/64はixoからリリースされているのでSparky入りしなかったようですね。
そんな版権周りの問題もクリアして無事に発売した1/64のA522ですが、なぜか通常のブルーカラーではなくシーズンの最初にだけ登場したBWTのオールピンクカラーでリリースされました。別にこのカラーリングで特別良い成績を残したわけでもないのに、なんででしょう?開幕直後に企画してそのまま変更できなかったとか?通常カラーの再現が難しかったとか?よくわかりませんね。
このカラーリングのアルピーヌで思い出すことはサウジアラビアGPでのチームメイトバトルしかありません。アロンソとオコンは2戦目から早々にバチバチやり合い、終盤のブラジルGPまで二人のバトルは続きました。オコンとしては自分は他のドライバーのようにアロンソに負けないぞ、という意気込みもあったんでしょうかね。アロンソはチームメイトがどうこうというより、入賞してポイントを稼ぐことしか眼中になかったような印象ですけども。
前年のアストンマーティンでのベッテルに続き、BWTはチャンピオンドライバーのヘルメットをピンクに染めました。スポンサーロゴが掲載されるのは仕方ないにしても、レーサーのアイデンティティともいえるヘルメットデザイン全体にまでスポンサーが干渉するのはあまり好きではないですね。ラウダだってキャップのスペースはスポンサーに売ってもヘルメットは不変だったし……。
今回のシリーズが出るまで1/64の最新モデルだった同チームのR.S.17との比較です。2017年のモデルはプロモーション用にとりあえず作ったのかというくらい作りが簡素ですね。ヒュルケンベルグは念願のワークスドライバーになって貴重な1/64モデルが作られたのに、後発と比べてあまりに出来がいまいちというのは何とも彼らしいです。
前回のSparkyではマクラーレンのマシンでモデル化されたアロンソ。過去の京商のシリーズではルノーとフェラーリも1/64でモデル化されており、来年もSparkyのF1シリーズが継続されればアストンマーティンもおそらくカバーされるでしょう。そうするとこの人の所属チームで1/64が出てないのってデビュー当時のミナルディだけなんですよね。ランナップがあまりに少ない1/64スケールでこれだけリリースされるアロンソ様はやっぱり人気者だなぁ。
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