初ポールポジション

【ミニチャンプス レッドブルRB12 D.リカルド モナコGP 2016】
フェルスタッペンモデルから約半年遅れでリリースされたリカルドのモナコGP仕様。タイヤ交換だけでなくリリースまで遅かった一台です。思えば初優勝マシンも1年以上待ちました。レッドブルのリカルドモデルはリリースが遅く、不遇……。

訳あって「1st POLE PSITION」仕様となりましたが、ピットミスさえなければモナコGPウィナー仕様になっていたであろうこのモデル。予約の案内があった時点では初のウルトラソフトタイヤ装着ミニカーとなるはずだったのですが、こちらは後発のマクラーレンに先を越されてしまいました。なんとも不遇なミニカーですねぇ……。

予選を制したこのモナコGPではレースペースも速く楽勝ムードだったものの、謎の「タイヤが用意されていない」致命的なミスでハミルトンにわずかにリードを許してしまい、モナコGP初優勝の夢は潰えました。本当になんだったんでしょうねあのミス。無線ミスなのか何なのか、はっきりとした理由は今でも明らかになっていなかったと思います。

この年登場したパープルラインのUSタイヤですが、やはりレッドブルのマシンには似合います。ミニカーなのでもう少しタイヤのパープルラインが強調されててもよかったかな。放置しているとわけのわからないくらいタイヤコンパウンドが増えそうだったので、現在までの5種類3色に制限したのは正解だったでしょう。そんな制限前の、この時期ならではのバリエーションモデルですね。

時の支配者ベッテルを負かしてブレイクしたリカルドですが、この年はこのモナコGPのピットミスを筆頭に、フェルスタッペンの方に勢いがあることを印象付けられるシーズンとなってしまいました。しかしこのレースでピットミスがなく優勝したとしても「今ならメルセデスに勝てる、だからマックスに勝たせよう」となっていたと思うので、彼の扱いやキャリアにはそれほど影響しなかった気がします。
当時はモデルカーリリースでもアナウンスから数年放置、果てはセットオンリーで単体リリースなしなんて冷遇ぶりだったので、対応の差を理由にチームを離れたのは大正解だと思いますね。
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