1/18 ルノー R26 F.アロンソ 中国GP

アルピーヌ・ルノー20061/18

君に会いたかった

【ミニチャンプス 1/18ルノーR26 F.アロンソ 中国GP 2006】

長らく探し求めていたこの1/18 ルノー「R26」をようやく手にすることができました。今更マシンの解説など不要ですね。ただただこの素晴らしいマシンを眺めましょう。

2025年9月末、アロンソ初のタイトルから20年が経過したことが発表されましたが、それでもその「R25」やこの後継機「R26」が古く感じないのは乗っているドライバーの闘志がずっと変わらないからでしょう。

キャリア晩年を迎え最終決戦の用意が進むアロンソですが、ここまでの生き様を見せてくれたのでどのマシンを見ても「闘志」以外の言葉が浮かびません。彼の全てのF1キャリアに諦めた年などないですからね。どのマシンからもその年その年の挑戦がありありと浮かびます。

(と、書いて思ったけど2017年は結構怪しい一年だったかも……)

さてここからミニカーのお話。確かこのモデルはかつてアロンソ復帰を記念してアブダビでデモランが行われたことを期に「R25/R26」のミニカーリリースが始まったものだった気がします。

この年代のルノーは当時マテルが版権を持っていたため、1/18スケールのハイクオリティモデルは手に入らなかったので素晴らしいリリースでした。

複数仕様が発表されていますが当時既にタバコ規制がかなり厳しくなっていたこともあり、私調べではマイルドセブン仕様でリリースされたのはこの中国GP仕様のみだと思います。

残念ながら優勝レースではないもの、マイルドセブンなくして「R26」は完結しないのでこのモデルで即決でした。前年型「R25」だと規制が少し緩かった分選択肢がもう少し増えるのかな。

そしてなによりも求めていたのはこのサイドポッドフィンです。このパーツは2006年のトレンドだったのにマテル通常版にはついておらず、マイナーなコンスト獲得記念モデルでしか手に入らない希少なパーツだったんですよね。

「フィン付きはいったいどこで手に入るのだろう」と悩んだのが2006年の冬でしたから、約20年近く経ってついにこの完全体「R26」に出会うことができました。まさに、君に会いたかった!

そんなマテル通常版も併せてご紹介。当時のマテル1/18シリーズの中ではルノーの出来は良かったのでそれほど不満はなかったのですが、やはりミニチャンプスと見比べると差は一目瞭然ですね。

塗装、足回り、排除されたチープなプラスチック等どれをとっても別物の「ハイクオリティモデル」がリリースされたので、これにてマテル版はお役御免かな。20年間の思い出をありがとう。

とにかく「素晴らしい」の言葉しかでないこの「R26」中国GP仕様。入手が遅れてしまいましたが無事に手にできて本当によかったです。ミニチャンプス「AMR23」と並んで、個人的アロンソのキャリアベスト1/18モデルとなりました。

繰り返しになりますがサイドポッドフィンが付きなのが本当に嬉しいです。中学生の頃に夢見たこの一台を社会人になってようやく、それも凄いクオリティで手にできた喜びは言葉に表せません。

歳を取ると学生時代に心動いた体験の延長でしか感動できなくなりつつありますが、このモデルは私をそんな少年時代に引き戻してくれる素晴らしい一台となりました。

当時マテルからはシューマッハ優勝記念モデルが「サイドポッドフィン付き」でリリースされていました。羨ましかったです。今回ミニチャンプスはフィジケラもリリースしたので、あの中国GPはトップ3が1/18モデル化される稀有なレースとなりましたね。

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