ミニチャンプスが始まった当初、現行まで続く1/18と1/43に並んでラインナップされていた1/64シリーズ。90年代半ばを最後に打ち切られてしまいましたが、京商シリーズとは異なり貴重なマシンがドライバーフィグ付きでリリースされています。
【フェラーリF310 M.シューマッハ 1996】
シューマッハがフェラーリに移籍した最初のマシンです。ミニチャンプスは1/43同様クリアケース付きでコレクション性があります。しかし残念ながら、終売してから時間が経ちすぎて今となっては中古市場でも滅多にお目にかかれません……。
1996年のマシンですが、これ以降のミニチャンプス1/64を見たことがありません。フェラーリの版権もマテルに移る直前で、このあたりの理由が1/64シリーズ終了に影響しているかもしれませんね。
【ベネトンB195 M.シューマッハ 1995】
こちらはベネトンで2連覇を決めたB195。京商からもリリースされているマシンですが、こちらはシューマッハのフィグ付きです。ミニチャンプスお手製のケースも付いてくるので付加価値が高いですね。
1/64はセナやプロスト、マンセルなど日本のF1熱狂期を支えたドライバーが多くリリースされていますが、中でもシューマッハは別格扱いで1/43と同様に1/64もシューマッハコレクションのNo.が付与されています。ミハエルは1/64だけで20台近くリリースされているんですね……。
【ベネトンB194 M.シューマッハ 1994】
こちらは初めてタイトルを獲得した1994年のマシン。これがNo.13なので、これ以前にF1参戦3シーズンながら12台もモデルがリリースされていることになります。一体何がラインナップされていたのか、本当に気になるところです。
このサイズでもデカールの糊付けはしっかりされていて、かなり年月が経った今でもデカールの剥離などは見られません。マクラーレンやウイリアムズのこのスケールのモデルは経年劣化したものをよく見かけるので、シューマッハコレクションは品質管理も少し違うのかもしれないですね。
【ベネトンB192 M.シューマッハ 1992】
初優勝を挙げたB192。こちらが記念すべきコレクションNo.1です。黄色のベネトンは京商から出ていませんがここで補完することが出来ます。
このモデルは初期型のためか少しケースが異なり、底が二重底になっていて間にシューマッハのシールが封入されていました。No.1のこの車と、No.2のカートマシン、そしてNo.3のDTMカーです。そういうコレクション性も当初は考えられていたようですが、途中から打ち切られています。
B192以降F310まで間は16台がリリースされているというNo表記なので、仕様を気にしなければシューマッハの各シーズンの1/64マシンも入手できるかもしれませんね。フェラーリ以降はドライバーレスですが京商がカバーしていますし、復帰後のメルセデス時代とデビューしたジョーダン191以外は1/64でも全て揃いそう。このスケールでもこの豊富さとは、さすがシューマッハです。
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