ルノー R.S.20 F.アロンソ バルセロナテスト

アルピーヌ・ルノー2020

やっぱりF1が好き

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2018年限りでマクラーレンとのF1契約を解消し、流浪のレーシングドライバーとしてあらゆるレースに挑戦していたアロンソ。しかし2020年、わずか2年のブランクで復帰を決意します。

当時のマクラーレンの競争力の無さにF1に愛想をつかしていたアロンソですが、引退後もレースへの情熱は失われずWECやインディ、ダカールラリーとあらゆるカテゴリーでの挑戦を続けていました。またレースドライバーではなくともマクラーレンとの契約は残っており、2019年にはF1マシンのテストも担当。しかしインディ参戦で予選落ちを期すなどチームとの関係は破綻を迎え、2020年は完全に流浪のドライバーとなっていました。

そんな2020年、時はコロナによるF1カレンダーの大混乱に加え開幕前にフェラーリがベッテルを放出するなどドライバーシートの大シャッフルが行われていた最中で、アロンソ陣営はチャンスとばかりに売り込みをかけていたのでしょうか。どこからともなく復帰の噂が立って間もなく、7月には2021年から古巣ルノーでのF1復帰がアナウンスされました。

マシンはバルセロナテスト仕様となっていますが、実際にバルセロナを走行したのは10月のフィルミングデーでしたよね。わずか100Kmの走行ですが復帰に際しての自信は十分に得たようで、準備万端というポジティブなコメントが印象的でした。ルノーR.S.20はドライバー両名が表彰台を得ていますが、アロンソが乗るとテストだけでも彼のマシンという印象が強くなりますね。

着々と復帰に向けた準備を進めたアロンソとルノーはシーズン終了後のヤングドライバーテストには「新人」であるとして参加を認めさせるなど、往年の闘志としたたかさが健在であることを示してくれました。様々なトップカテゴリーへの挑戦を経て再びルーツとなるF1に戻ってきたアロンソ、このおじさんどれだけやるつもりなんだろう……という期待を見事に応えるアルピーヌでの2シーズンが始まります。

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