貼り逃げ
【ミニチャンプス ウイリアムズFW43 G.ラッセル ローンチスペック 2020】
2020年モデルでローンチスペックこと、バルセロナテスト仕様と本戦仕様でカラーリングが大きく異なるマシンの一つがウイリアムズです。チーム救済のスポンサーとなるかと思われたロキットですが、足元を見られてしまい開幕前に逃げられてしまうのでした。
わずか1ポイントに終わった2019年からのリカバリーを目指したウイリアムズ。マシン開発体制に目立った変更はなく船頭が不在のまま、新たな財布としてラティフィを採用しただけの甘っちょろい展望をもってシーズンを迎えます。
どんな甘い言葉でスポンサーを説得したのかはわかりませんが、そのような状況化でロキットとのスポンサーシップ拡大に成功しました。インセンティブベースの契約だったのかもしれませんが、肝心のレースの開幕が半年近く遅れたことでウイリアムズはテストでロゴを掲載したのみで、開幕前に大口スポンサーを失ってしまいます。
某欧米風の歯磨き粉のようなカラーリングですね。今ではハースのウラルカリのようで、これはこれでありなのかなと思います。ロキットは日本で馴染みの薄い会社なので、貼り逃げをされたウイリアムズが被害者だという見方もあるようですがそうではなく、女性のみのFWシリーズやF1のオンラインチャンピオンシップのスポンサーを務めるなど、通信機器メーカーとして公式にフォーミュラシリーズとの関わりを持っています。
テスト後開幕までのウイリアムズといえばチーム売却に向けてのカウントダウンが進んでいた時期で、成績向上に向けた改善なんて全くできなかった時期でしょう。その時期にスポンサーを手にするなんてうまい話があるわけがないですね。
現に2020年のウイリアムズは1ポイントも獲得でないままチームは創業一家の手を離れました。このスポンサーの喪失は起こるべくして起こったものでしょうね。
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