トヨタ TF108 J.トゥルーリ

トヨタ2008

飛躍の年

【ミニチャンプス トヨタTF108 J.トゥルーリ 2008】

前年までの不振から一転、2回の表彰台獲得で有力チームへと成長したこの年のトヨタ。トゥルーリは10度の入賞でエースとしてチームを牽引しました。

チームメイトに新人のグロッグを迎え、名実ともにエース待遇となったトゥルーリ。10度の入賞でポイントの大半を稼ぎ出し、トヨタをコンスト5位まで押し上げる活躍を見せました。

チーム創設者のオベ・アンダーソン氏が亡くなり追悼レースとなったフランスGPでは強豪マクラーレンの猛追に耐え3位表彰台を獲得するなど、その役割を十分に果たしていましたね。

そんな華々しい活躍も、後半戦でグロッグが2位表彰台を獲得すると以後のポイント獲得数で負けてしまうトゥルーリ。今思えば、やはりピークはもう過ぎていたように思いますよね……。

ただ当時はそんなことは思いもせず、トヨタの復活を喜び大変革の2009年に期待感を持っていたのでした。

前年までの投げ売り常連から一転、この年は好成績×小生産という都合から人気の高い「TF108」。世の中のインフレもあり、今も発売当時の価格を維持している貴重なトヨタ車ですね。

個人的にもトヨタで一番好きなのはこの「TF108」です。05年は出回っている数が多く希少感ないし、09年は失策のイメージが強く、一番健闘したと思うのがこの08年かな。

05年のガスコイン体制と異なりついに「トヨタF1チーム」として結果が出たこの2008年。翌09年は優勝まであと一歩に迫るのですから、順当に2010年を戦っていればと思わずにはいられません。

そんな希望の芽が生まれたこの2008年がトヨタの中ではやっぱり一番好きです。F1ってこういう、報われなかった希望の種が多いですよねぇ。

この年テストドライバーを務めたのは小林可夢偉。グロッグとWルーキー体制で行けば2009年に奇跡が起きたかもしれないですが、巨大ワークスがそんなことできるはずもなく。