ロータス E21 K.ライコネン

ロータス2013

表彰台の常連に

【ミニチャンプス ロータスE21  K.ライコネン 2013】
ライコネンの安定したドライビングと、タイヤに優しいマシンの特性が相まってシーズン前半のダークホースになったこの一台。表彰台の常連としてタイトルを争いました。 

とにかくタイヤに優しいことで有名だったE21。ピット回数が他チームよりも少なく済んだことで、開幕戦オーストラリアGPでは大方の予想を裏切る優勝を果たします。最近ガスリーの優勝で話題になった、直近の3強チーム以外の優勝レースですね。

当時の連続完走記録や連続入賞記録を樹立する安定感を見せ、ポイントランキングでも首位付近を維持するなどライコネンは復帰前と変わらないチャンピオンとしての高い評価を得ていたと思います。タイヤが変わるまでは、08年や09年よりも好調だったかもしれません。

ロータスは2013年の数少ない「段差ノーズ」を維持するマシンでしたね。段差を隠すための化粧パネルが許可されましたが、ロータスはメリットが無いとして採用しませんでした。カラーリングもよく、段差が無ければかっこいいマシンだと思うんですけどねー。

優勝して絶好の滑り出しをした2013年シーズンでしたが、終盤はマシン開発の遅れや資金難から給料未払い問題が勃発。レッドブルの独走でタイトルの可能性も無くなり、残り数戦を残してシーズン途中でチームを離脱してしまいました。
喧嘩別れのように終わってしまいましたが、彼にとってF1復帰にはこの上なく素晴らしいチームだったのではないでしょうか。競争力のあるマシンと巧みなSNS戦略で、ロータスはライコネンの存在感を引退前よりも引き出していたと思います。

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