1/18 アストンマーティン AMR22 S.ベッテル アブダビGP

アストンマーティン2022

1/18スケール新時代

【スパーク 1/18アストンマーティンAMR22 S.ベッテル アブダビGP 2022】

すっかり紹介が遅れてしまったスパークの新規格1/18シリーズ。実は個人的にかなりのヒットシリーズとなっていて、ブログに掲載していないものの何台か買い進めていました。今回はその魅力をご紹介。

まずはパッケージから。スパーク統一カラーのグレーのボックスにウインドウが付いている特殊仕様です。2022年のF1モデル(正確には2021年RB16BアブダビGP仕様)からこの形態での販売となっていて、素晴らしいことにパッケージサイズがコンパクトである上にアクリルカバーが最初から付属している超お得品なのです。

従来のスパーク1/18との外観サイズ比較。ご覧の通り高さがかなり低くなりました。従来品はこの大きなパッケージの保管場所の確保に加えて展示用のアクリルカバーの調達が必要だったため、1/18を集めることはかなりのハードルでしたよね。その点スパークの新規格は収納しやすく、展示もそのままできるためこれ一つで問題が一気に解決、まさに1/18スケール新時代と言える新商品だと思います。

ここからミニカーの紹介画像。現在1/18は各年印象的な数台を集めているので、2022年は引退したベッテルの最終レース仕様を買いました。スパークの1/18は従来から出来の評判がよかったですし(取り扱い易さも考慮するとミニチャンプス以上の好評価かも)、台座が変わってもミニカーに不満や気になることはありません。

唯一不満といえば集めやすくなってお金が飛んでいくこと。それくらいこの新規格は素晴らしいなと思います。最近は変わってきましたが先駆者ミニチャンプスは昔から一部のチーム・ドライバーしか1/18を製造せず、作られると「ついに認められたな……」と謎の達成感すらあるようなメーカーでしたので、スパークの「全ドライバー作るよ!主要GP仕様のバリエーションも作るよ!」という前のめりな姿勢には隔世の感があります。集めやすくなって、全ドライバー作られて、もう買うしかないです。

ミニチャンプスでは2010年からマシンの全長が伸びて1/43スケールはケースが変わり、2017年からは更に伸びて今度は1/18スケールのパッケージが変わりました。年々伸びていくミニカーのパッケージですが、スパークのこの新規格は発砲スチロールの外枠が無い分ついに旧規格より若干ショートに縮まりました。ただ保管しやすいですがその分マシンに対して台座に余白がないので、前後にピットボードを置くのはちょっと難しそうですね。 

ここから各種アップ画像。気になる方は参考にしてください。このブログで何度も書いていますが、2022年以降のマシンで「これは……!」と思うような複雑な空力デバイスはまだ登場していないのでモデル化されて気になるところはあんまりないですよね。

コックピット周り。ベッテルの1/18はレッドブル時代までは全車集めていて、フェラーリに移籍してからは値上がりとパッケージの違いで全車集めるのを辞めていました。そのため最新の1/18モデルは2019年のSF90止まりだったのですが、引退とあって最後に一台買いたいなと思っていたところスパークのこの規格を知って即購入しました。

ステアリング周り。シール一枚で済ませるようなお安いブランドではないので、各種スイッチがしっかり凹凸の上に塗装されて再現されています。

すっきりしたリア周り。最近のF1マシンはリアウイングにあまり迫力を感じないです。もっとゴリゴリにスリットが入っている方がモデルカー映えしますよね。

いかがでしたでしょうか。最新スパーク1/18シリーズ、迷っているなら買いだと思います。今だと定価は30,000円を超えるくらいで安い買い物ではないですが、1/43を3台買うよりは安いことを思うと本当に思い入れのあるドライバー・マシンは1/18で買った方がいいのではないかなと思います。展示も収納もしやすいし、台数も出ているようなので予約をすれば買い逃すこともないし、その1/43を買おうとしているお金、少し我慢して1/18を買ってみませんか?と問われているような素晴らしいシリーズでした。

ベッテルの1/18は数多く持っているものの、モデルの出来栄えで最も感動したのはこのSF90でしょうか。複雑なスリット処理がたまらないですね。こういうモデル化映えする空力規定に戻ってくれないと値上がり分の恩恵を感じられないですよねぇ……。

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