勝負弱さ

【ミニチャンプス ウイリアムズFW17 D.ヒル 1995】
前年のリベンジを誓い、4勝を挙げてシューマッハに挑んだこの年。チームは17戦で12回ものPPを獲得しますが計5勝に終わり、11勝を挙げたベネトン勢にダブルタイトルを奪われました。

開幕戦こそリタイアに終わったもののその後2連勝を挙げ、上々の滑り出しだったヒル。2位走行中にリタイアし4位扱いになったスペインGPを除いて完走レースはすべて表彰台を獲得します。
しかしそれ以外のレースはすべてリタイアとなり、17戦のシーズンで7度の無得点という失点の多さから大差でシューマッハに敗れる2位となりました。

前年から解禁された給油によるピット戦略でベネトンに遅れを取ったことに加え、ヒル自身のミスによる接触リタイアもタイトル争いへの影響を与えます。
さらにイギリス、イタリアGPではシューマッハとの直接対決中に接触。どちらも追いかける場面での追突で、ヒルの「勝負弱さ」を象徴するシーンとして語られることになってしまいます。

「FW17」はポール獲得数やインタビューなどから前年「FW16」より素性のよいマシンであったことが伺えるものの、上述の作戦負けや接触など、速さ以外の部分でベネトンに敗れ続けます。
この後10年もしないうちにタイトル争いに絡めなくなるチームの将来を知っていると、技術屋として頑固だったのか、ここから既に時代に適合できなくなりつつあった感じがしますよね。

この年もシューマッハに敗れ、2年連続でランキング2位に終わったヒル。前年チームを救った男はどこへやら、ミスの多い一年でそのイメージをすっかり定着させてしまいました。
個人的には何も知らなかった前年の初のタイトル争いより、2年目を迎えベネトンがシューマッハに注力している様子と自分の待遇差を知ってしまったことがモチベーションに影響したのかな、なんて邪推してしまいます……。
当代最強を極めたベネトン・シューマッハ体制ですがこの年限りで崩壊。既にほころびが見えていたウイリアムズですがこの勢力図の混乱によって延命されたような気がしますね。












































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