スーパーフォーミュラ KCMG SF23 小林可夢偉 2024

スーパーフォーミュラ2024

準備不足感

【スパーク KCMG スーパーフォーミュラSF23 小林可夢偉 2024】

KCMGチームが躍進を果たし、記録ずくめの好成績に終わった2024年シーズン。可夢偉選手も例年以上に入賞回数を増やし、3位表彰台を獲得したものの最終結果を思えばもう少しの好結果を期待してしまう年となりました。

両ドライバーに現役GT500選手アドバイザーを含めた潤沢なエンジニアリング体制を構築して臨んだ2024年シーズン。結果は目に見えて明らかで、チームとしては全戦で入賞を果たし、最終成績でもトヨタ勢2位となる総合4位の好成績を残しました。これまでの入賞できるかという戦いから何位で入賞できるかという高レベルの戦いに移ったことで応援する側も気合が入りましたね。

そんな好調の波に乗って可夢偉選手も第6戦富士で2019年以来の3位表彰台を獲得。残念ながら現地観戦はできませんでしたが、名門無限とのバトルを制して掴み取ったポディウムには大変感動しました。ただそれ以外のレースでは新たなチームメイト、福住選手に敗れることが多く、決勝で2戦7敗、予選では1勝8敗という苦しい結果になってしまいます。

09年のプロドライバーデビュー以来初となるブルーのカラーリングで戦った可夢偉選手。新鮮でしたがその好調ぶりもあり、大変かっこよくてお気に入りの一台です。ひいき目抜きにしても24年のSFマシンでベストなカラーリングではないでしょうか。とても1/18モデルが欲しくなる、心惹かれた一台となりました。映像で見るよりも現地で実車を見る方がずっと色鮮やかなんですよねぇ~これ。

さて、ファンから見ても福住選手に負けてしまったなと感じた24年シーズン。WECで海外で戦った翌週に帰国して即レース、なんてハードスケジュールもあったのでぶっつけ本番というレースも多々あったことでしょう。ただここまでチーム再建の間ひとえに屋台骨を支えてきたのはこの小林可夢偉なので、この調子を上げたマシンで初優勝へ最後の挑戦を果たしてほしいなと思いますね。

25年はスケジュールの都合フル参戦が叶わず、そして年齢的にもラストチャンスがいよいよ迫ってきているのは事実でしょう。でも厳しい時期を同じチームで戦い抜いてきた分、最後に結果に恵まれてほしいしその権利は十分にあるはずです。本当の最後の最後、目に焼き付けたいですね。

笑われるかもしれないですが、この2012年のように悲観的で楽観的でもなく「きっと最後は勝つだろう」という確信めいた気がしています。個人的にヤマを張っているのは富士とSUGOで、予選が好調なら日曜日からでも現地に行く所存。

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