3連覇
【ミニチャンプス メルセデスW06 N.ロズベルグ モナコGP 2015】
いやいやいや、と誰もがつっこみたくなるモナコ3連覇ですが記録は記録なのでミニカーが発売されました。当時は完敗した2015年シーズンのお情けみたいな扱いでしたが、後に彼がハミルトンを破ってタイトルを獲ったことでこの記録にも箔が付いているかもしれません。
3連覇を達成して晴れてモナコマイスターの称号を手にしたロズベルグ。2013年の決勝はピットの判断ミスでハミルトンが後退、2014年は予選での妨害疑惑、2015年もピットの判断ミスで棚ボタ優勝という3勝です。
とても微妙な内容ばかりで、3年間自力で手にしたのは唯一2013年のポールだけかなと思います。
とはいえ彼に非がありそうなものは2014年の予選の一件のみ。グリッドが決勝を決めるモナコGPでこれは重罪ですが、3連覇の中で彼の非が少ないのも事実です。「卑怯」とか「相応しくない」とかはともかく、幸運で手にしたモナコマイスターの称号ということなのでしょうね。
後のハミルトンの偉業を思うと、ロズベルグとやりあった3年間でハミルトンが一度もモナコGPを勝てなかったという記録の方が価値がある気がします。
生産数「350」というなかなか少数生産モデルだったこの一台。当時はレジン製モデルが出始めたばかりで、こうした少数生産が始まった時期です。最近はもっと少ないものもたくさん出ていて2桁数生産なんて超レアモデルもあるので、300台も作られているとレアという感じはしませんね。
あと個人的な意見ですが、メルセデスのレジンモデルはサイドポッドのペトロナスグリーンがダイキャストモデルより濃い気がします。この点があるのでメルセデスはダイキャスト製一択かな。
とにかく「完敗」という印象だったロズベルグの2015年シーズンですが、倒したハミルトンが後に前人未踏の金字塔を打ち立てたことで心象が大きく変わります。
このモナコGPも含めそこそこ勝っているのに非難されることの多かった彼ですが、手段はどうあれルールで認められる範囲でハミルトンを打ち破ったのは事実。戦い方が卑怯だと言われても、正攻法で勝てない相手を倒した実績の方が評価されると思いますね。
コメント