国内カテゴリ唯一の優勝
【エブロ SARD LC500 小林可夢偉/H.コバライネン 2018】
小林可夢偉がスーパーGTにフル参戦したのは2018年。そしてこのシーズンで1勝を挙げついに国内トップカテゴリでの優勝を果たすのですが……。
WECとバッティングした第2戦富士を除き7レースに参戦した可夢偉選手。チームメイトは元ルノー・マクラーレンのコバライネンで、F1経験者のコンビとなりました。ただ私はSGTに全く関心がなくこの2018年はとても忙しかったので、ニュースサイトを横目に「ふーん、可夢偉SGT参戦するんだ」「ふーん、勝ったんだ」くらいの感想しかなかった記憶があります。
このミニカーを買うまで知らなかったのですが、スーパーGTはYoutubeで過去のフルレース映像を配信しているんですね。タイRdで初優勝を挙げたレース動画はコロナ禍の時間があるときにゆっくり観ました。ラスト10周の関口選手とのサイドバイサイドのバトルは名勝負でしたね。レース後の「SF全然勝てないのにSGTはこんなすぐ(3戦目で)勝っちゃってあれって感じ」というコメントがとても印象的。本当に、実力はあるのになぜSFは勝てないんだろうね……。
このモデルで初めてエブロのミニカーを予約したので、スーパーGTファンの大多数が苦しんできた「本当にいつリリースされるのかわからない」という地獄を断片的ですが味わうことができました。この時期のエブロは本当に予約品が全て出るのかどうかすら怪しかったですからね。キャンセル連発の案内は門外漢の私にも届いておりました。とりあえずチャンピオンマシンを優先的に出していたようですが、GT500全車コンプリートなんて夢のまた夢だったんでしょう。製造がスパークに変わってよかったですねぇ~。
国内カテゴリで初めて優勝を果たした可夢偉選手ですが、レース開催地がタイだったことで結局「日本国内での優勝」はまだ成し遂げられていません。本当に世界トップクラスのドライバーなのですが、ここまで自分の母国カテゴリで勝てないのはとっても不思議ですよね。SGTへの参戦はこの年限りとなりこのタイRdが唯一の表彰台だったのですが、地元運営の手違いでGT500用のシャンパンが用意されていないトラブルがありました。国内カテゴリでの勝利の美酒はまだまだ遠いですねぇ……。
相方コバライネンもいいドライバーでしたよね。ルノー・マクラーレン時代は不遇でしたがロータスに移籍後は優勝経験者に恥じない大活躍。新規3チームで走るルーキーやモチベーションが無さそうなベテランの中で唯一光る走りを見せていました。2011年は初ポイントの可能性があったなぁ。
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