2010年チャンピオン S.ベッテル

World Champion Collection レッドブル 2010

史上最年少チャンピオン誕生

【ミニチャンプス レッドブルRB6 S.ベッテル アブダビGP 2010】

前年大躍進を果たしたレッドブル勢が、復活した名門フェラーリ・マクラーレンに挑んだ2010年シーズン。5人のドライバーによる熾烈なタイトル争いが繰り広げられました。

全19戦で行われた2010年シーズンは、フェラーリが新エースにアロンソを迎え入れ総力体制を築き、マクラーレンはハミルトンにバトンを加えたW英国人チャンプ体制で復活を目指しました。一方のレッドブルは昨年成功した体制を維持し、名実ともにF1のトップチームとなるため万全を期した名門たちに挑戦しました。

この年からポイントシステムの変更が行われ優勝者の獲得ポイントが増加した結果、5人のドライバーが優勝を分け合うことになったこのシーズンは相次ぐ逆転劇を生みます。各々が得意とするコースで勝利を挙げ10回ものポイントリーダー変更という史上最多記録が生まれるほど大激戦となり、最終戦ではブラジルGPで脱落したバトンを除く4人にチャンピオン獲得の可能性が残っていました。

RB6は新規定で成功を収めた前年型RB5の正統進化マシンで、2010年代前半のトレンドとなるブロウン・ディフューザーを搭載。中盤からはマクラーレンが生んだFダクトも搭載しましたが、マシン・エンジンともに信頼性は万全といえず度重なる取りこぼしをしたことでベッテルの足を引っ張りました。

前年常勝を狙えるトップマシンを手にし、初めて本格的なタイトル争いに挑戦したベッテル。敵は強力なライバルチームのチャンピオンたちだけでなく、相次ぐマシントラブルや自身のミス、そしてチームメイトとの内紛など様々な火種を抱えていました。最終戦では実質的に可能性のなかったハミルトンを除いて最も不利な状況でしたが、ポイントリーダーのウェバーとアロンソが互いにけん制して後方に沈んだ結果、実直に優勝を目指したベッテルが勝利で戴冠を果たします。

2008年にマッサが先走ってぬか喜びした過去があったので、フィニッシュライン通過後もクルーが結果を待って報告し、タイトルが決まった瞬間泣き出すベッテルの無線が印象的でした。この時記録された22歳134日という最年少チャンピオン記録は、2020年現在いまだ破られておらず、当面更新されない金字塔になりそうです。

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