いらない仕事


【ミニチャンプス アルファタウリAT02 角田裕毅 2021】
今年も早いもので6月になりました。今年の新入社員の皆さんはそろそろ仕事に慣れたでしょうか?世の中には全く評価されない”無駄な仕事”というものが存在します。このミニカーでよく覚えておきましょう。


このミニカーは角田くんのデビュー仕様として、京商が別注したものです。デビューを記念して特別デザイン、という触れ込みから生まれたのは、Windowsの標準フォントのようなやっすい文字列が記入された、何の捻りもない台紙です。Kyosyoのロゴを目立たせたかったんでしょうか?自身の成果を示すために本当に必要なものをダメにする、というのは社会でもあるあるなので、覚えておきたいですね。


さらに悲しいことに、これはミニチャンプス輸入元の京商が行った作業ですので日本ではこれ以外の角田くんのミニカーを買うことが出来ません。これが気に入らなければ、リスクをしょって海外仕様を輸入するか数少ない取り扱いショップを頼るしかありません。無駄な仕事で高値を付けたあげく、他の選択肢は許さないという暴挙。まさに、余計なことをしてくれたな、という以外の言葉がでませんね。


大事なのは、作っている人たちは時間をかけて辛い仕事をしているのですから、きっとこれがいいものに違いない、と思い込んでいる可能性があることです。皆さんのその仕事、本当に必要とされていますか?時間をかけて苦労したというだけで、これはいいものだと思い込んでいませんか?客観視が欠けるとこのような事態に陥ります。


昔から京商別注というのは碌なデザインがありませんね。素晴らしいチェッカー台紙に似合わない赤いロゴを押し付けるだけならまだしも、こんなチェッカーですらない統一性のないデザインは困ります。
まともに輸入元として機能してくれるなら失敗も多めに見れるのですが、最近ここがやっていることは値上げと納期遅延に加えてショートですからね。別注作る前に本業に立ち返るべきなのでは、と思わずにはいられませんね。
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